※店舗限定商品!! LEATHER:Gold Russet "Sequoia" SOLE:Traction Tred CONSTRUCTION:All-around Goodyear Welt LAST:No.8 ゴールド・ラセット"セコイア 「アイリッシュセッター」発売当時、その名の由来にもなったオロ・ラセット・レザーはセコイアの木から抽出したタンニンを使用して鞣されていました。
その頃の革はふんだんなオイルを含みながらも、上品な光沢が備わっていました。
この頃の革に近い特徴を持つ革がゴールド・ラセット"セコイア"です。
※生産時に使用される革(天然皮革)や革の部分により、革の質感の異なる場合や革の性質上シワやキズ、左右差がある場合がございます。
これは不良品ではなく商品の特性上のものとなりますので、あらかじめご了承のうえご注文いただきますようお願い致します。
また、ハンドメイドでアメリカ製の商品でございます。
上記のような一点一点異なる革の表情も本革の魅力としてブーツライフをお楽しみ下さい。
※入荷時期によりマイナーチェンジの可能性がございます。
予めご了承くださいませ。
【当店はRED WING(レッドウィング レッドウイング)の正規販売店です】平日は通常最短出荷可能。
RED WING(レッドウィング レッドウイング) KING OF WORK BOOTS(キングオブワークブーツ)とまで呼ばれるワークブーツの代名詞的存在のレッドウィングのゴールドラセットワークブーツです。
アイリッシュセッターの60年 「アイリッシュセッター」は1950年、レッド・ウィング社の新たなハンティング・ブーツのシリーズとして生まれました。
セコイアの樹皮を使ってなめした、オレンジのトーンを帯びた革、オロ・ラセット。
レザーが猟犬アイリッシュセッターの毛色に似ていた事がその名の由来です。
2年後、底の平らな、白い、クッション性の高いソールが、このシリーズの8インチ丈モック・トゥー・ブーツに使われました。
これが「アイリッシュセッター」のその後の発展の始まりです。
このブーツ、#877は、すぐに高い評価を呼び、6インチ丈モック・トゥー・ブーツ(#875)、ペコス・ブーツ(#866)、チャッカ、オックスフォード等、そのシリーズに様々なバリエーションが加えられました。
本来アウトドアスポーツ(ハンティング)用に開発された「アイリッシュセッター」でしたが、その機能性と品質でワークブーツとしても高い評価を得ました。
ワーカー達に作業現場で履かれ、それが次第に拡がり、アメリカを代表するワークブーツにもなっていきました。
シリーズとしての「アイリッシュセッター」はこうして少しずつ進化を続けましたが、そのアイデンティティーは一貫していました。
まず、オレンジのトーンを帯びた革、オロ・ラセット・レザー。
次に、例えワークブーツとしての市場の方が大きくても、アウトドア用に生まれたというルーツを、そのたたずまいに常に残していた点です。
その「アイリッシュセッター」が、本来のアイデンティティーを超えての展開を見せ始めたのは1980年代、日本での事です。
オロ・ラセット・レザーが特徴的な#875が評価を高めた日本で、そのカラーバリエーションを求める声が高まり。
これに応える形で様々なレザーのバリエーションがつくられました。
ブラックのコレクテッド・グレイン・レザー、ライトベージュのラフアウト・レザーなどは、そうした中で生まれ、日本の市場を中心に大きな支持を得て、レッド・ウィングの名を高めました。
1990年代に入ると、日本での「アイリッシュセッターの活躍とは対照的に、本国アメリカでの販売が鈍化してきました。
ワークブーツ市場が変容し、手間をかけて昔ながらのグッドイヤー・ウエルト製法で作られた、そしてその分高価な、「アイリッシュセッター」の様なブーツが以前ほど求められなくなったのです。
1999年、「アイリッシュセッター」に大きな転機が訪れます。
米国、ミネソタ州のレッド・ウィング本社で、「アイリッシュセッター」を全く新たな、ハンティング、フィッシング用ブーツのブランドにする事が決定されたのです。
その決定を受け、「アイリッシュセッター」の名を「レッド・ウィング」ブランドのワークブーツに使うのをとりやめる事となりました。
こうして、日本で「アイリッシュセッター」として親しまれてきた一連のブーツからは「アイリッシュセッター」のタグが外され、その代わりに「レッド・ウィング」のタグが縫い付けられることになりました。
やがてその型に応じて「クラシック・ワーク」、「ペコス」等と分類される様になりました。
ブーツから「アイリッシュセッター」の名が外されようとも、その造りは何ら変わる事はなく、品質に対する評価は変わりませんでした。
そして、「アイリッシュセッター」を深く愛する日本のファンはそれらを失われてしまった愛称で、「アイリッシュセッター」と呼び続けました。
2011年、アイリッシュセッター再び登場 米国レッド・ウィング社が、その唯一の子会社、レッド・ウィング・ジャパン株式会社を設立して5年、本国では本来の意味でのワークブーツ、つまり作業靴市場と一部のアウトドア市場に特化していた戦略に、ライフスタイル(米国流の表現でファッションを意味する言葉)市場が加わりました。
日本の市場を通してライフスタイル市場の理解が深まるにつれ、日本市場が「アイリッシュセッター」に大きな思い入れをもっている事が理解され始めました。
そして3年前、日本市場からの要望を受けて、現在のライフスタイル市場に向けて、日本が望む形で「アイリッシュセッター」を呼び戻す事が決まり、プロジェクトがスタートしました。
待ち望まれていた事だけに、単に現行商品のレザーを変えて「アイリッシュセッター」タグを縫い付けるに留まらず、「アイリッシュセッター」が再び生まれる意味が見直され、その誕生当時である1950年代のディテールをできるかぎり再現する事が決められました。
商品化には思いのほか時間がかかりました。
当時とは比べられない位厳しい現代の環境保護基準に適応した革なめし方法で、当時のレザーを再現するため、タンナーでは多くのサンプルなめしが繰り返されました。
また、当時のディテールを施すため、現在は使われなくなった当時の機械をメンテナンスするため、すでに退職した職人を呼び寄せました。
こうして、ゴールド・ラセット・"セコイア"という名のレザーで、6インチ・モック・トゥー、6インチ・ラウンド・トゥー、9インチ・ペコスの三つの型が作られました。
「アイリッシュセッター」が誕生して間もない、1950年代。
その時代のたたずましを色濃く残して、当時と同じアメリカの工場で、当時と変わらぬ製法で、2011年、再び登場します。